kyou

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    燕は線路の上をひらひらと往復し しんしんと色づく紫陽花 短き命を蛍は静かに燃やす あれから一年 それから十年

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    暖簾は いい 扉ほど境界線は明確ではないが 風にそよぎ 曖昧な外と内を出入りする 見送る 遠のく背中

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    クラゲのやうな髪型をした人を見かける 黒い海月 名付け親に思いをはせる

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    そんなことは言いなさるな なにがしにもそれがしなりの世界ってものがあるでしょうよ すわ!

  • issue37

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    みな企業にとっちゃぁ歩く広告塔でさあ ほら見てみろわざわざ高いカネを払って胸の前で宣伝しとる! でもあんた自分…

  • issue36

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    蠢く虫を見つけ 記憶と同じ形をしているもの 児戯への感謝と アスファルトに憐憫を

  • issue35

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    アイスコーヒーのカンカンがひんやりと汗ばむ季節 小さい秋を見つけることで秋を感じるように 小さい変化の積み重ね…

  • issue34

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    齢をひとつ重ねる それは今年の残り半分を折り返すことを意味する ようやっと気づく

  • memory32

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    これは小さな神話 僕だけの小さな神話 抜け殻を捨て去ると 新たな予感が芽生えていた

  • issue33

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    白々しく吐き出される息と眠気に呼応するように、青い空に浮かぶ白い物体もまた、眠たげな目を半分もあけることができ…