memory18

memorie18

仕事をし、本を読み、音に触り、店を周り、物件を探し、話を聞いて、夢想する。

この街に住みつくようになって早10年。

もともと母方の祖母が「京オンナ」だったことや、その父(僕からみた曽祖父)が同じ大学に通っていたこともあるのか、初めから違和感や疎外感はなく溶け込んでいる。

溶け込めているつもりでいた。

自分のやりたいことを追い求めるために違う視点でこの街を見つめる。

そしてハッとする。

今までに感じたことのなかった違和感。疎外感。不安。

東京はオープンだ、しかしこの街は違う。

観光客、よそ者と言うジャンルに甘んじていたけれど、いつまでもこうはしていられないようだ。